もう5年程になると思うのですが、気になる老夫婦が居ます。
夫は右半身の不全麻痺のようで早朝5時過ぎから散歩している。
小雨位なら休まず、毎日毎日である。
お見かけするようになった当初は無言で引きずられるように歩いていた。
手を繋ぐのではなく30cm位の木の棒の端と端を握り締めながら・・・。
初めは引きづられるような姿が痛々しく写ったが、今では、奥さんの歩行のペースについて行けるようになり朝の散歩で顔なじみになった人と立ち話をしている。
夫も一緒に談笑している姿は深いものがあり、使い込まれた1本の木の歴史を見てみたいものだと思ったり継続は力なりという言葉を思い出したり。
そこに共に生きるという事を考えさせられる光景があります。
ちなみにこの老夫婦を毎日見ているのは5時半に家を出る我が家の夫で、私はたまの早朝出勤に出会うだけですが、たまに出会うので変化がわかるのかも知れません。
御本人達には日常の一部なのだと思います。
ひそかにエールを送り応援したいと思います。
(オバラッチ)